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地球の鉱物コレクション

地球の鉱物、宝石、半貴石などの鉱物図鑑としての情報と、隕石や化石、鉱物の採集や探し方、感想など。
宝石や金属、貴石、ちょっと面白い鉱物や、鉱物の採集方法の情報。鉱物学、物理学、自然科学などをユル~く紹介しています。

Admin
プロフィール
鉱物が好きな猫

管理人:黒芒
性別:女性
年齢:秘密☆

アクセサリーに加工されたサン宝石より、天然石や原石みたいな地球や宇宙の息吹きが感じられる鉱物が好き。
鉱物学に関しては全くの素人。
10代の頃に愛読した鉱物事典とネットで得た知識と情報を、自分なりにまとめてみたくなって、このブログを作りました。
ネット上の鉱物館、鉱物・宝石広場を目指しています。

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鉱物の揺りかご 熱水鉱脈と漂砂鉱床

熱水鉱脈とは、マグマの近くにある熱水が、地層を流れて通過する時、断層などの亀裂に入ることがあります。その割れ目に形成される鉱脈を、熱水鉱脈と呼びます。
熱水は、塩素や硫黄を大量に含んでいます。
熱水は酸性で、さまざまな金属・・・・鉱物の元となる成分を豊富に溶け込ませています。
熱水が地層の割れ目に入り込むと、温度が冷やされて熱水に含まれる成分が固体になり、割れ目を埋めて熱水鉱脈になります。

熱水鉱脈は、金・銀・銅・水晶や各種の希少金属など、貴重な鉱物を生み出します。
熱水鉱脈はしばしば、採掘ができるような大規模な鉱床になることがあります。
熱水鉱脈が大規模になると、熱水鉱床と呼ばれます。
熱水鉱脈は、温泉と深い関りがあります。
熱水は塩素や硫黄、各種の金属が溶け込んだ、マグマに熱せられた水。
ね、これって温泉でしょ?
鉱山のそばに温泉が多いのは、熱水が関係しているのです。



漂砂鉱床とは、風化や浸食の作用によって、川や湖、海の砂の中に鉱物を生み出す産状です。
漂砂鉱床は、風化し侵食された花崗岩などの鉱物の破片が水や風に運ばれて行くうちに、同じような性質の鉱物が堆積してできます。
漂砂鉱床は砂鉱床、沖積鉱床(ちゅうせきこうしょう)ともいいます。
漂砂鉱床は文字通り、砂のように細かい鉱物が集まってできるもの。
吹きわたる風や、流れゆく水に、鉱物の砂が流され流されて、いつしか鉱床を造り上げてゆくのです。
鉱物の長い時間と地球を巡るスケールを感じさせる、鉱床です。

漂砂鉱床では、金・白金・サファイア・水晶などが生まれます。
漂砂鉱床で生まれる鉱物は純度が高いものが多く、大きな塊の鉱物に育つ鉱床もあります。


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鉱物の揺りかご ホルンフェルス

ホルンフェルスは、変成岩の一種です。
ホルンフェルスもスカルンと同じく、マグマの熱による接触変成作用によって生成される接触変成岩です。
ホルンフェルスは、粘板岩や頁岩(けつがん)といった堆積岩が変成作用を受けてできる産状です。

粘板岩と頁岩とは、主に海底や湖底に堆積した泥が脱水し、固まった岩石です。
粘板岩は頁岩よりも変成が進んだ岩石で、ストレート劈開(へきかい)の性質を持った鉱物
劈開については、また後ほどの記事で解説しますね。
頁岩は生物の化石が多く含まれている岩石で、特に有機物が多いものは石油を取り出すことができます。
頁岩はそのため、オイルシェールと呼ばれます。(シェール shale は頁岩の英語発音)

粘板岩や頁岩の主成分は、マグネシウムやアルミニウムなど。
花崗岩マグマの主成分はケイ酸分。
花崗岩マグマと粘板岩・頁岩の主成分同士が反応して、紅柱石(こうちゅうせき)や菫青石(きんせいせき)、珪線石(けいせんせき)といった、マグネシウム・アルミニウムを主成分とした珪酸塩鉱物が生み出されます。
ホルンフェルスから生まれる鉱物は、温度条件によって形成される鉱物が決まることが多いです。
鉱物の種類によって、紅柱石ホルンフェルス菫青石ホルンフェルスと呼ばれます。


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