鉱物には実にさまざまな種類があります。
鉱物の種類は正確に把握するのが難しいほどで、現在では3000種類台が世界的な基準と言われています。
3000種類以上もある
鉱物の分類方法は、ひとつには化学組成にて分類する方法があります。
鉱物の化学組成による分類は、もっとも一般的な分類方法です。
鉱物は混合物ではありません。
鉱物は単一の元素か、いくつかの元素から成り立った
化合物です。
鉱物はそのため、すべて化学式であらわすことができるのです。
鉱物の化学組成からの分類は、十数種類あります。以下、便宜的に番号を振ってご紹介しますが、特に順番は存在しません。
1.
元素鉱物
金・銀・銅・白金・ダイヤモンド・硫黄など。
2.
硫化鉱物
黄鉄鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・輝安鉱・方鉛鉱など。
3.
ハロゲン化鉱物
岩塩、蛍石など。
4.
酸化鉱物
水晶・瑪瑙(めのう)・オパール・コランダムなど。
5.
炭酸塩鉱物
方解石・霞石・菱マンガン鉱・孔雀石(マラカイト)など。
6.硼酸塩鉱物(ほうさんえんこうぶつ)
硼砂(ほうしゃ)・ウレックス石、ルドウィヒ石など。
7.硫酸塩鉱物
石膏・天青石(てんしょうせき)・重晶石など。
8.燐酸塩鉱物(りんさんえんこうぶつ)
燐灰石・ターコイズ(トルコ石)・藍鉄鉱など。
9.砒酸塩鉱物(ひさんえんこうぶつ)
アダム鉱(アダマイト)・スコロド石、コバルト華・ニッケル華
10.(モリブデン、タングステン、バナジン、テルル、クロム)酸塩鉱物
もうそれぞれ。
11.
珪酸塩鉱物(けいさんえんこうぶつ)
ざくろ石(ガーネット)・ペリドット・緑柱石(ベリル)・翡翠・ラピスラズリ・トパーズなどなど。いっぱい。
ケイ酸塩鉱物は、SiO
4四面体の形状によってさらに分類がされます。
鉱物の羅列になってしまいましたので、「何かそんな感じ」と思っていただければOKです!
鉱物の化学組成での分類は、19世紀に
鉱物学者と
化学者が共同で作り上げたものが基本になっています。
鉱物の分類方法としては、化学組成方式が一番、便利な方法といいます。
でも、現代でも新しい
鉱物が発見されることがあるように、この先もっと便利でスマートな
鉱物の分類方法が発明されるかもしれませんネ。
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